2025年8月10日日曜日

Mac で TiDB を試す:tiup playground による分散データベースのクイックスタート

MySQL互換の分散型データベースとして注目される TiDB。今回は、Mac 環境(macOS 13.7.6)に、ローカルデプロイツールである tiup を使用して、検証用の「playground」環境を構築する手順をまとめます。


1. tiup のインストール

TiDB の管理ツールである tiup を導入します。公式サイトのクイックスタートに基づき、以下のワンライナーでインストールが完了します。

# tiup のインストールスクリプトを実行
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://tiup-mirrors.pingcap.com/install.sh | sh

インストール完了時の指示に従い、パスを通すためにプロファイルを再読み込みします。

# Bash の設定ファイルを再読み込み(使用環境に合わせて .zshrc 等に読み替えてください)
source ~/.bash_profile

2. tiup playground の実行

tiup playground コマンドを実行すると、必要なバイナリが自動的にダウンロードされ、ローカルマシン上に最小構成の TiDB クラスタ(TiDB, TiKV, PD 等)が疑似的に構築されます。

# ローカルクラスタの起動
tiup playground

実行後、ターミナルに各コンポーネントの起動ログが流れ始め、最後に接続情報が表示されれば準備完了です。


3. 接続と動作確認

別のターミナルを開き、公式のクライアントツールを使用してクラスタへ接続します。

# TiDB クライアントの起動
tiup client

プロンプトが立ち上がったら、データベース一覧を表示して正常動作を確認します。

my:root@127.0.0.1:4000=> show databases;
      Database      
--------------------
 INFORMATION_SCHEMA 
 METRICS_SCHEMA 
 PERFORMANCE_SCHEMA 
 mysql 
 sys 
 test 
(6 rows)

まとめ

tiup playground を使用することで、複雑な分散データベースである TiDB を、Mac 上でわずか数分で起動することができました。MySQL 互換であるため、既存の MySQL クライアントやアプリケーションからの検証も容易です。



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