MySQL互換の分散型データベースとして注目される TiDB。今回は、Mac 環境(macOS 13.7.6)に、ローカルデプロイツールである tiup を使用して、検証用の「playground」環境を構築する手順をまとめます。
1. tiup のインストール
TiDB の管理ツールである tiup を導入します。公式サイトのクイックスタートに基づき、以下のワンライナーでインストールが完了します。
# tiup のインストールスクリプトを実行
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://tiup-mirrors.pingcap.com/install.sh | sh
インストール完了時の指示に従い、パスを通すためにプロファイルを再読み込みします。
# Bash の設定ファイルを再読み込み(使用環境に合わせて .zshrc 等に読み替えてください)
source ~/.bash_profile
2. tiup playground の実行
tiup playground コマンドを実行すると、必要なバイナリが自動的にダウンロードされ、ローカルマシン上に最小構成の TiDB クラスタ(TiDB, TiKV, PD 等)が疑似的に構築されます。
# ローカルクラスタの起動
tiup playground
実行後、ターミナルに各コンポーネントの起動ログが流れ始め、最後に接続情報が表示されれば準備完了です。
3. 接続と動作確認
別のターミナルを開き、公式のクライアントツールを使用してクラスタへ接続します。
# TiDB クライアントの起動
tiup client
プロンプトが立ち上がったら、データベース一覧を表示して正常動作を確認します。
my:root@127.0.0.1:4000=> show databases;
Database
--------------------
INFORMATION_SCHEMA
METRICS_SCHEMA
PERFORMANCE_SCHEMA
mysql
sys
test
(6 rows)
まとめ
tiup playground を使用することで、複雑な分散データベースである TiDB を、Mac 上でわずか数分で起動することができました。MySQL 互換であるため、既存の MySQL クライアントやアプリケーションからの検証も容易です。
0 件のコメント:
コメントを投稿