前回の記事では、日本企業の現場を意識して「RHEL(Red Hat)にOracle 11gを導入する方法」を解説しました。
実務ではサーバーOSでの構築スキルが求められますが、**「まずは手元のMacで手軽にSQLの練習をしたい」「最新のPostgreSQL 17に触れてみたい」**という場面も多いはずです。今回は、Homebrewを使わず、GUIのインストーラーを用いてMacにPostgreSQL 17を導入する手順をまとめます。
1. インストーラーの準備
PostgreSQLは多くの導入方法がありますが、設定をダイアログ形式で行える「Interactive Installer」が最も確実です。
(1) ダウンロード
公式サイトのダウンロードページへアクセスし、macOS用を選択します。
今回は最新バージョンである postgresql-17.5-1-osx.dmg を使用しました。
2. インストールと初期設定のポイント
ダウンロードしたdmgファイルを実行すると、セットアップウィザードが起動します。基本的には「次へ」で進めて問題ありませんが、以下の2点だけ注意して設定しました。
スーパーユーザー(postgres)のパスワード: データベース管理に必須となるため、忘れないように設定します。
ロケール(Locale)の設定: 日本語環境で正しく動作させるため、デフォルトではなく [ja_JP.UTF8] を選択しました。
Stack Builderについて
インストール完了直前に「Stack Builder(追加ツールのインストール)」を実行するか聞かれますが、今回は本体の学習が目的のため、キャンセルして終了しました。
3. SQL Shell (psql) による動作確認
まずは、インストールと一緒に導入された専用ツールで接続を確認します。
Finder から [アプリケーション] > [PostgreSQL 17] > [SQL Shell (psql)] を起動します。
Server、Database、Portなどはすべてデフォルト(Enterキー)で進めます。
設定したパスワードを入力し、
postgres=#というプロンプトが表示されれば成功です。
4. ターミナルから操作できるようにパスを通す(環境設定)
SQL Shellを使わなくても、Mac標準の「ターミナル」から直接 psql コマンドを使えるように設定します。
(1) パス(PATH)の追加
Macのシェル設定ファイル(.zshrc や .bash_profile)に、PostgreSQLの実行ファイルの場所を教える記述を追加します。
# パスの追加例(PostgreSQL 17の場合)
export PATH=$PATH:/Library/PostgreSQL/17/bin/
(2) 接続テスト
設定を反映させた後、新しいターミナルで以下のコマンドを打ちます。
psql -U postgres
パスワードを求められ、接続できれば完了です!
5. まとめ:個人の学習環境が整いました
今回のMacへの導入は、前回のRHEL環境の構築に比べると非常にスムーズでした。
手元のMac: インストーラーで手軽に最新の17系を学習
RHEL環境: 実務を見据えた11gのレガシー環境を再現
このように、「最新版の機能確認」と「現場環境の再現」の両輪で学習を進めることで、データベース移行(モダナイズ)の際に生じるバージョン間の差異にも、より深く気づけるようになります。
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